エレベーター寸法制限による洗浄機器の搬入困難にも対応

搬入困難に対応した事例

ご依頼背景と課題

エレベーター寸法制限による搬入困難

ビルの5階にあるお客様の厨房へ洗浄機器を導入した事例をご紹介します。ビルエレベーターの内寸が既製品本体のサイズを下回り、既製品では搬入が不可能という物理的制約に直面しました。

既製品のフルサイズ機では扉や廊下、階段などの搬入経路で引っかかり、作業の中断や手戻りが発生してしまうという状況。限られた時間・人員のなかで、搬入失敗はお客様の営業スケジュールにも大きな影響を及ぼす懸念がありました。

厨房機器専門業者「八木厨房機器製作所」の提案・ソリューション

2分割特注設計+現場組立方式の採用

現地でエレベーター・通路の内寸を詳細に測定し、2分割可能な特注モデルを設計・製作しました。

本体をあえて前後で分割できる構造に変更。工場での精密溶接・組立後、一度分割して梱包・搬入。搬入先では専門スタッフが寝かせた状態から起こしつつ、再度ボルトでの固定とシーリングを実施し、耐久性・防水性を確保しました。

導入効果・お客様の声

制約を克服し、業務効率化に貢献

「想定以上の搬入のスムーズさと組立精度に驚き、設計力の高さを実感しました」と高く評価いただきました。

搬入・設置作業は計画どおりに完了し、従来の仮設対応や追加工事が不要に。お客様の厨房ラインはスムーズに稼働を再開し、洗浄業務の効率が向上。営業への影響を最小限に抑えつつ、安定した品質と使い勝手を両立できた点で大変ご満足いただいています。